英語聞き取りたい〜!
気持ちだけはあるが、いざドラマや英語を話す人を前にすると「ちょ、今、え?速っ!!もうちょっとゆっくり喋って〜!」と感じたことありませんか?
筆者は何度もあります。
今でこそこうやって英語関連のサイトを運営している身ですが、
数年前までは聞き取れなさ過ぎて会話の全体像が掴めず唯一聞き取れた単語を必死に掴み、そこから派生して勝手に目の前で繰り広げられているストーリーを想像していました‥。(苦笑)
うまくいけば、想像通りのストーリーなのでコミュニケーションを取れるのですが、
うまくいかなければ、質問されたとしても「そもそも今、何の話題ですか‥?」状態。
でも、恥ずかしいからそれも言えず‥。話の腰を折るのも申し訳ないし‥。
すんごいストレス溜まるんですよね。
大人になって英語学習始めたとしても、いつか聞き取れる日はくるのか?
筆者の答えはイエスです。
但し、ちゃんとした学習手順を踏めば、の話です。
【リスニングできない理由】そもそもなぜ英語が聞き取れない?
色々、勉強してるはずなのに英語が全然聞き取れない‥。
なぜなんだー!!?とお悩みの方が多いと思います。
結論を言うと、
- 理由1 : 語彙力が無い
- 理由2 : 文法の知識が無い
- 理由3 : 初心者なのに難しい英語を聞き過ぎ
が理由として挙げられます。
順番にずつ見ていきましょう。
英語リスニングができない理由1 : 語彙力が無い
そもそも単語を全く覚えて無いパターンがあります。
目安としては、「英単語ピーナツ」シリーズのBASIC / 銅メダルコースを終わらせれたらリスニングの訓練に入ってOKと思います。
まずはこのレベルの単語力を付けましょう。

このレベルをクリアしない限り、リスニングのトレーニングを開始したとしても無駄な時間を過ごす事でしょう。


■BASIC [1000個]‥ 生活にまつわる単語(コロケーション)が多い
■銅メダルコース [777個]‥ TOEICスコア600〜700 レベル : 大学受験に必要
[ ]内はコロケーションの数
「英単語ピーナツ」シリーズは単語が連なっているコロケーションで構成されています。
賛否両論が散見されるこちらの単語帳ですが、リスニングにはもちろん、自分が英語を話すとき、つまりスピーキングの能力も開発されると私は信じています。
よくある単語帳だと、意味と長ったらしい例文が載っているのですが、コロケーションなので記憶に定着しやすいし、且つ応用しやすいんですよね。
ちなみに銅メダルコースの単語(コロケーション)の1つ目にenableという単語が出てきます。
This book will enable you to increase your vocabulary.
これ、何て読みますか?
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エナブル‥?
そう、ここでエナブルにした人、要注意ですよ。
エナブルじゃなくて「イネイブル」です。
意味も大事だけど発音もかなり重要
筆者は英語を勉強したいという友人によくこう言われるんです。
「でもさー、こんな単語使わないよ?何よ、イネイブルってw」
いやいやいや、甘い。その考えが甘すぎるっ!!
こっちが使わなくとも、相手が使うんですよ!
相手が使ってきた時にとっさに意味がわからないとダメなんですよ。
詳しいことは割愛しますが、始めの方は自分が喋る機会より「相手の言うことを聞く機会」の方が多いと思います。
相手というのはつまり、ラジオでもTVでも生身の人間でも有り得ます。
その時にenableをずっとエナブルと覚えていて、イネイブルって言われたら知らない単語と思ってスルーしちゃうんですよね。
もちろん、enableに限った話ではありません。
自分が思っている発音と本物の発音にズレが生じるんだ、という事を認識しながら学習を進める事が大事なのです。
カタカナの単語も注意!
始めからズレが無かったら良いのですが、外来語が多い日本語は特に注意が必要です。
つまり、カタカナですね。カタカナがあるので余計、日本語の発音に引っ張られる傾向にあります。
(思ってる発音と違うパターン)
- ホテル(hotel) → ホゥテル [hòʊtél]
- ディテール(detail) → ディーテイル [díːteɪl]
- メンテナンス(maintenance) → メインテナンス [méɪnt(ə)nəns]
(そもそも違う単語になるパターン)
- アンケート → questionnaire
- リフォーム → remodel / renovate
・ある一定のレベル(TOEIC600〜700のレベル)の単語帳を一通り暗記 (おすすめ : 英単語ピーナツ(Basic / 銅メダル)を終わらせる)
・発音もちゃんと覚える
・カタカナでも存在する日本語は要注意
英語リスニングができない理由2 : 文法をちゃんと理解していない可能性あり
続いて「リスニングがうまくできない理由」のその2ですが、文法をちゃんと理解していない場合が多いです。
単語ももちろん重要ですが文法も基礎中の基礎なので、ここの理解を深めるのは最重要と言えると言って良いでしょう。
参考書を読むのも良いですが、ドリルで練習問題を解きまくるのも手だと思います。

英文法は最短3ヶ月で全体を網羅できますが、定着にはやや時間がかかると思います。
自分が覚えたか?とチェックする用に森沢洋介さんの「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」を使って瞬間的に文章を作ってチェックするのも効果的です。

・英文法の参考書を一通り読む
・英文法のドリルを解く
・瞬間英作文にチャレンジ (答えはとりあえず手で書いてもOK)
英語リスニングができない理由3 : 難しい英語を聞き過ぎ
最後に英語リスニングができない理由として「難しい英語にチャレンジし過ぎている」ことです。
難しい英語というのは、
- 海外ドラマ
- 洋画
- 海外ニュース (CNNやBBCなど)
- ネイティブの生の会話
当たり前ではあるのですが、上記のシチュエーションはネイティブ用なので、外国人にとってはかな〜〜り難易度高いです。
これを聞いて「英語聞き取れない!」と悩むのは愚の骨頂。そらそうですよ、としか言いようがないです。
じゃあどうすれば良いのか?
答えは簡単な英語を大量に聞き、且つ同じものを繰り返し聞くです。
加えて、必ずスクリプト(台本)がある音声を聞くこと。
スクリプトがあれば聞いた後に確認できるので、”理解したつもり”を回避できます。
もちろん、聞きながらスクリプトを見ても効果ありです。
こういう地味で基本的なトレーニングをしていない英語学習者はかなり多いです。
どうせ努力するなら正しい努力の仕方をしよう!
管理人自身、使用していたおすすめの教材はヒアリングマラソン 中級コースです。
・簡単な英語を大量に聞く(約12ヶ月間)
・同じものをひたすら聞く(約2〜4週間のスパン)
・リスニング素材はスクリプト(台本)があるものを選ぶ
そもそもなぜ英語が聞き取れない? : まとめ
最後までお読み頂きありがとうございました。
リスニングと言っても、やること色々ありますね‥(笑)
しかし、トレーニングを繰り返して自然と聞き取れるようになると、月並みな言い回しではありますが世界が違って見えます。
だから「聞き取れない!」と嘆く前にしっかり練習しよう。